らかぁ4挺

4行日記

38冊目

わたしたちの田村くん (電撃文庫)

わたしたちの田村くん (電撃文庫)

らかぁは突然窓を開けた。そして、よく晴れた青空に向かって叫んだ。
「ラブコメが、大・好・き、だぁ〜〜!!」
いや実際はやっていませんけどね。というわけで、最近はミステリやSFや聖杯戦争やSIG P226や鶴屋さんのデコに現を抜かしていたわけですが、基本線はラブコメです。ジャンル的に一番好きなのもラブコメです。ラブコメとフォアグラとからすみがあったら間違いなくラブコメをえらびます。ラブコメと京都と北海道だと、真っ先にラブコメが脱落するのは残念ですけど。閑話休題。最近は、前出のとおり、所謂ストレートなラブコメに出会う機会がめっきり減って、少し悲しい思いをしていたわけなのです。
それで本書。作者も言っているようにそのラブコメなわけですが、キャラだけでなく、お話もしっかりしていて、大変楽しませていただきました。本作のレビューでは、あまりにツンデレに比重が置かれすぎのような気もしますが、*1もちろんそこもいいけど、何故そうなのか、また、ツンデレキャラだけでなく、もうひとりのヒロインの話も良かったです。続きも気になるので当然継続。
以下、全くの蛇足。西澤保彦のチョーモンインでも感じたのですが、頭の悪そうな文が心地よかった。会話文なら、たまにあるんですけど、地の文までアホさ加減爆裂。そういえば学生時代あんなアホなことしたよなぁとかノスタルジックな気分になったりもしました。

*1:実はそれで読む気になったなんて口が裂けても言えませんよ