らかぁ4挺

4行日記

15冊目

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

小生が中学時代に国語教師から聞いた「友情」のイメージと全然違うんですけどそんなもんですか?疑問形なのは当然読んでいないから。まあ、国語教師が感じた武者小路はああで、"文学少女"が感じた武者小路はこうなのでしょう。
本シリーズは、“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)インパクトが強烈で、とても好きでしたが、”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)が個人的にはイマイチ楽しめなかったので、一般的なシリーズ物のように、だんだん先細りしていくのかなぁと思っていました。しかし、3作目である本作は、個人的には一番好きです。元ネタである「友情」とのオーバーラップ度が絶妙で、本作のオリジナリティが際立っているように感じました。そしてついに最後には...。ここは読んでみてのお楽しみってことで。あとがきには、本作がちょうど中間との記述がありましたので、あと2作で完了するってことでしょうか。個人的には短編集も読んでみたいなぁと思っていたら、ネットでショートショートが公開されているようです。忙しくて未読ですが、早く読みたいところですね。