2007ベスト
ライトノベルから。
銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so (銀盤カレイドスコープ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 海原零,鈴平ひろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/11/25
- メディア: 文庫
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- 作者: 中村九郎,dow
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/06/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 田中ロミオ,山崎透
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/05/24
- メディア: 文庫
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銀盤〜は、作者の気迫の籠もった一冊。実際は8と9はつながっているので是非セットで。
というか、シリーズ全部読んでも損はないと思います。
ロクメン〜は、未だによくわからないんですけど圧倒された作品。他の中村九郎作品は、わからない要素が多くて混乱していますが。いや、本作も混乱しているか。
とにかく、小説、いや、ライトノベルじゃないと出せない九郎ワールドを見せてくれたのに感服。
人類は〜は、田中ロミオの小説デビュー作、とはいっても、シナリオはたくさん書いているので、新人というにはどうなのかなぁ。作風としては、氏の得意なSFをベースにしているけれども、ゆるーい感じの世界。でも、その中に鋭いメッセージを込めて、でもゆるーい世界を表現しているのが見事としか言いようがありません。
一般から。
- 作者: 西尾維新,西村キヌ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/03/23
- メディア: 新書
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- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/08/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/03/15
- メディア: 単行本
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りすかは、西尾維新のシリーズものとしては一番好き。で、次が最終巻ということでショックを隠しきれないんですけど、いつかは終わりが来るってことで。
魔法をSF的に表現するところは、ファンタジーよりSFが好きな小生にはツボ。
インシテミルは、米澤穂信の新境地かな。氏の作品、全部読んでいるわけじゃないけど、今までの作品とは違うにおいがした。容赦がないというか、救いがないというか。とはいえ、新本格へのアンチテーゼという意味では、ある意味、これからの世界に希望を見出せるというか、そんな感じが
しました。
で、全体で今年一番にあげたのが、サマーバケーションEP。昨日聞いた文化系トークラジオLifeでも絶賛されていましたが、とにかく面白い。人外の敵と戦うわけでもなく、世界の中心で叫ぶわけでもないのに、この圧倒される感じはなんでしょう。それでいて、読後の爽快感はとてつもない。とにかく本を読む人だけでなく、普段本を読まない人にも読んでほしい、そしてこの小説は何か教えてほしい、議論したい、そして何より歩きたくなる作品でした。
他にも、伊坂幸太郎の文庫化作品は面白かったし、やっぱり数打てばあたる作品が多くなると感じた1年でした。転職して、ライフスタイルが結構変わって、本を読めるタイミングが変わったのと、生活環境が変わったのも、読書傾向に影響を与え他のではないかと自己分析。
反省といえば、積み本をスタック的に消費しているので、下の方に積んでいる本は化石化をですよ。どうしましょう、って反省文になっていないorz
とにかく、本を消費して、アウトプットもがんばってみようということで、2008年の抱負に変えさせていただきます。