83冊目

ISBN: 4757743718

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)

小生はすっかりラノベ読みになってしまったわけですけど、
その歴史は案外浅く、シリーズ物を始めから最後まで
読むことはあまりありません。
そんなことで、この”文学少女”シリーズは、リアルタイムで
開始から終了まで読めた稀有な作品の一つです。
開始からとてもいいシリーズで、しかも作者の思惑通り
エンディングを迎えられたのは、とても幸せなことなんだなと思いました。
何でもかんでもメディアミックスしてしまったり、
人気が出たら続編を出す事が使命のような昨今、
編集の方々には本当に頭が下がる思いです。

本シリーズは、なんといっても遠子先輩の特異な体質(?)が
いかにもラノベ的設定といわれるかもしれません。
しかし、その設定も、最後では、キッチリ消化出来ていたと思います。
他のキャラクタたちも魅力的でした。とても満足できました。

まさに、ラノベ史で語られるべきシリーズとなるでしょう。
ついでにこのラノベがすごい！でもきっと頂点をとると信じています。