何かと話題になった本なので、あらすじなどを知りたくなくても知ってしまったりするんですが、それを知った感じでは、「これは読まなくてもいいかな」って思ってハードカバーはスルー。
*1で、いつの間にか
芥川賞作家になっていますが、
元長柾木氏の
蹴りたい背中のレビューで、コレはもしかしたら本作についても勘違いしているんじゃないかって思ったのが読むきっかけです。
*2こういう作品に出会えるから小説は面白い。確かにあらすじは間違っていないんだけど、その話とは別に小説としての「何か」が強烈に主張している感じ。とにかく文章からなる小説でないとこの作品は成立し得ないんじゃないかなぁ。なんて思ってたら映画化されてたんだね。あの作品をどう消化したのかちょっと興味があるけど本読む時間食われるのがいやなので誰か代わりに見てくれ。
高橋源一郎氏の解説も秀逸。本当の本好きの解説は読んでて気持ちいいものだね。