らかぁ4挺

4行日記

イタリア娘、伝統を重んじる

チャオ、フランチェスカです。うちのマンマは最近お腹がたるんできたけど、パスタを作る腕前だけは誰にも負けないんだ。私もその血を受け継いでいるはずだから、おいしいパスタを作れるはず。決めた、私、フィレンツェで一番おいしいパスタを作るんだ。そのためには、まずマンマのパスタと、アントーニオのばっちゃのニョッキを盗まないとね。あー、今月のお小遣い、もーなかったんだぁ。あー、どうしよう。よし、ニョッキはあとまわし。まずはマンマの手打ちパスタからやっつけてやる。マンマ〜!パスタ作ってぇ〜!!

というわけで、だれかさんの「大人の趣味持とうよ〜」発言で、あー人に言える趣味ないなぁと思って、勢い余ってこんなものを購入。

パール金属 ピアッティー パスタメーカー C-119

パール金属 ピアッティー パスタメーカー C-119

んでもって、ハンズでセモリナ粉買って、手打ちパスタに挑戦。

まず、粉と全卵を適当に混ぜて、少量オリーブオイルを追加。ネットで見たら塩も少々加えるという情報も多かったんだけど、パスタマシーンの説明書に「絶対入れるな」って書いていったんで一応入れずに。ひとまとまりになるまでこねる。セモリナ粉を使うと、相当硬くなります。多分バールのようなものくらい...さすがに言いすぎ。とにかく捏ねて捏ねて捏ねまくって、表面のざわざわざらざら感がしっとり感に変化したら、捏ね終了。正直、ここは忍耐。その後、暗冷所で数時間寝かせる。ここでのネットの情報も、冷蔵庫がいいという意見と、あまり冷やさないほうがいいという意見があったので、あまり気にせず放置プレイ。その間に、詩を紡いでレベル上げとか、巨大ロボでアーカムシティの平和を守ったりとか、寝たりとか。数時間後、寝かしが完了したら、やっとパスタマシンのお出まし。生地が思ったより硬いので、伸ばし作業は最初は大変だけど、薄くなっても切れにくいし、そんなに神経を使う作業じゃないと思う。いい薄さがどれくらいかわからなかったので、適当な段階でカット。太麺と細麺のカッタがあるんで両方試してみる。
こっちが太麺。フィトチーネ?

こっちが細麺。スパゲティ?

カットの後は10分くらい置いて、後は普通に茹でるだけ。塩加減は乾麺より薄め。茹で時間は短いって聞いていたけど、ちょっと厚めだったのか、4〜5分くらい。で、後は適当に作ったトマトソースをかけて出来上がり。

食感は、乾麺では出せない独特の食感。好き嫌いはありそうだけど。おいしくいただきました。

反省:こんなことに時間かけているから、色々な進捗が滞るのですよ。そりゃフランチェスカもご立腹だぁ。

ちなみに、日本パスタ協会(http://www.pasta.or.jp/association/greeting/index.html)によると、

パスタとは、粗挽き小麦粉を水で捏ね高圧で押し出して乾燥した食品です。

とのことなので、小生の作った麺は、乾燥していないので、パスタじゃないらしいです。残念、日本パスタ協会には入れないようです。ちなみに、これは今をときめくブログのような高尚なテーマを持たない、ブログとは言えないシロモノなので、日本ブログ協会にも入れません*1。変わりにフランチェスカ、入っておいてね。

*1:違った意味でも入れません