らかぁ4挺

4行日記

76冊目

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

優れたSF作品というのは、とにかく設定だけでも痺れる位すごいというのが小生の持論で、もちろん本作も、ブーメラン部隊の任務であるとか、謎の敵ジャムであるとか、取り上げればきりのないくらいの魅力的な設定で埋め尽くされ、これはとんでもない作品だなと感じざるを得ませんでした。ただ、本作に関して一番感じたのは、なんというか、感性に直接訴えかけてくる何かを感じ取れたことです。明文化が難しいのですが、文章から大脳新皮質へのチャネルが開き、脳に理解できる形式で大量に情報が流れ込むイメージでしょうか。これと同じような感じになったのが、銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (銀盤カレイドスコープ) (スーパーダッシュ文庫)のタズサのショート、ウエイトレスナンバーの読了時でした。全然毛色の違う作品ですが、どちらも小生の心にはずっと残っていく作品になるでしょう。