らかぁ4挺

4行日記

続・コンデジ

http://d.hatena.ne.jp/rakaxa/20070606#p2のコメント欄の回答に答える形式です。

  • コンデジは「飽和状態」なのかどうかについて

出荷台数はメーカーが決めるのであって、ユーザが決めるのではない

確かに出荷台数そのものはメーカが決めますが、メーカも売れないものをいつまでも出し続ける事はないですよね?中小企業ならともかく、今コンデジを作っているのは、マーケティングリサーチがしっかりしている企業と思うので、最新の出荷台数は、ちょっと前の消費台数と密接に関係があると思います。
あと、こんな記事も。*1
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000081-mai-bus_all

デジタルカメラ市場の拡大を背景に(略)

商機を逃すまいと、強気の姿勢が際立っているのが松下電器産業ソニーだ。松下は、手ぶれ補正機能付きで人気の「ルミックス」シリーズを柱に前年度比49.9%増の1100万台を計画。コニカミノルタからデジカメ事業を引き継ぎ「α100」で一眼レフ市場に昨年参入したソニーも今年度、コンパクトカメラを含め同14.9%増となる2000万台超の出荷を見込んでおり、(略)

コンデジ限定の記事ではないけれども、数量からいえば、コンデジの方が多いはず(2007年4月時点の生産台数で10倍以上、金額で4倍以上*2 )だから、少なくとも上記記事に関しては、コンデジを減らすってことは考えにくいのでは?


と、ここまで書いて、なんか小生が現状のコンデジ擁護派になっているような気がします。今までのエントリを注意深く見てくれた人はわかってくれたと思いますが、小生のポジションは、現状のコンデジは「今のままでいいんじゃない?調子いいし」「でもガチで作れば凄いモノ作れるよね?」ってな、どちらかといえば諦観ポジションなんですけどどうしてこんな風になっちゃったんですかね?

  • パイの奪い合い?関連

ただ、お財布は両方の購入を許してくれないでしょう。

そんなことは知らんww。小生は

相互連携作用(デジカメ画像をテレビで見る)を狙っているんじゃないか

とメーカおよび家電量販店の販売戦略を想像しているだけです。パイの奪い合いならそうなんじゃないというくらいでしょうか。ただ、今金持っている世代があるから、全然許してくれるんじゃないんですか?小生がそうなる事は一生ないでしょうけど(爆

テレビ、PC>デジカメ

この不等号、薄型テレビは確かに好調のイメージがあるけど、PCはどうもそうは思えなかったので、調べてみたけどいい資料がなかった。PCの普及率は少し前から結構高かったと記憶しているので、PCこそ買い控え(それこそ「2,3年前の機種と比べて差があまり伝わりにくい又は比較をしない」ってのはPCに当てはまると思うのですが)
が起こっているのでは?
ちなみに、PCって何か猛アピールした?神様と兄貴が戦ったとかww

PCはvista特需もほとんどなかったみたいだし(ソース失念、調べておきます)

上記ソースもいい資料が見つからなかったなぁ。これのいい資料が見つかれば上記とあわせて説明できるんですが。

  • 一眼レフを含めたデジカメの将来について

一眼レフもコンデジと同じカメラ

小生的には、一眼レフを持って出かけるときと、コンデジをもって出かけるときは相当意味が違うんですけど、まあそれは小生だけってことにしておきます。一般の人はカメラはカメラなんですね。

同じ問題(機能の差が無い商品が多く出る)

小生的には、一眼レフに関しては楽観的です。というのも、コンデジは基本的に本体だけで完結しますが、一眼レフは必ずレンズとセットで使われるので、本体の機能が一緒でも、レンズの違いで差別化できるんじゃないかと思います。ま、レンズも画一化されないという保証は全くありませんけど。また、レンズといえば、オールドレンズで楽しむって手もあるけど、これはニッチの需要なので、無視しましょう。

・利益率の高い1眼レフをもっているメーカは一眼レフに注力しつつ、次の方向性を模索
・1眼レフを持っていないメーカは商品数を削減(統合)し後継機の数を縮小しつつ、次の方向性を模索

ま、この辺は大体同じ意見だけど、一眼を持っていてもコンデジにリキ入れるのはいいんじゃないと思います。一眼レフとコンデジだと、光学系が基本的に違うから、やっぱり別物なんじゃないかなぁ。この辺は、小生も作った事がないので、あくまでも想像ですけど。
結論として、繰り返しになりますが、小生的には、デジカメへのアツいソウルのこもった機種を出してくださいでも小生重箱の隅に住んでいるんで無視してくださいね。ではっ。

*1:yahooなんでちょっとしたら消えるんで、早めに見てね

*2:http://www.cipa.jp/data/pdf/d_200704.pdf