45冊目
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2008/05/24
- メディア: 文庫
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とにかく古典部の渋さがイイ。
米澤穂信の作品としては、キャラ立ちが一番はっきりしていると思います。
古典部4人というのもバランスがいい。小市民は基本2人なので、
それはそれでいいんですけど、キャラとしては4人くらいが
ちょうどいい感じがしますね。
今回は最悪の事件がついに起こる...とはいっても
古典部ですから。そこはそこで。
とはいえ、文化祭ということで、色々イベントがおきるので
飽きませんし、その細かいものがいろいろなところに繋がっていて、
さすがミステリ作家だなぁと思いました。
全くの蛇足ですが、最近判明した事があります。
小生の好きな作品の傾向の一つに「学園祭」があるらしいと。
これは、リアルの学園祭が今でもトラウマなため、
虚構の世界でこそ学園祭を楽しみたいという本能に基づいているのでは?
などと自己分析しています。
というわけで、学園祭が出てくる名作で軽く読める小説などありましたら、
教えてくれましたら幸いです。